プログラミング用フローチャート作成によるメリット

フローチャートの目的の一つは、業務プロセスを可視化もしくは見える化することです。プログラミングの仕事は作業量が多く、さまざまな機能や処理内容が複雑に絡み合っています。そこで、フローチャートを作ることで、自分が全体の中でどの部分のプログラミングをしているのかを把握できるようになります。それにより、他のフロートの関係性を確認して、より効果的な機能の構築をしたり重複する箇所を作らないようにしたりできます。

これは、プログラマのモチベーションを維持するというメリットも生みます。ひたすらコーディングをしていると、終わりのない作業のように思えてきてやる気を失ってしまうことがあります。一方、フローチャートがあると、現在している作業がどのステップにあるのかを一目で分かるので、もう少しで終わりだと感じたり、逆にまだまだ残りがあるから頑張らないといった気持ちになったりするわけです。

もう一つは、他のプログラマとの兼ね合いを付けやすくなるというメリットがあります。フローチャートは、部門表現もしくはスイムレーンという書き方をします。これは、担当者ごとに担当するフローを時系列もしくは作業順に並列で記載していくというものです。この図によって、自分の担当箇所と他のプログラマの作業部分がどのように重なっているのか、どんな関係性があるのかをすぐに確認できます。必要な部分でメンバーとのコミュニケーションを取るよう促され、より効率の良いチーム作業をするのに貢献してくれます。

なお、フローチャートの作成方法については、このフローチャートで業務プロセスを見える化!というサイトで解説されているので、作成手順や作成ツールなどを詳しく知りたい方は覗いてみてください。